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☆妹と一緒に『ヤマトタケル』を見にいきました。
「ヤマトタケル」は哲学者の梅原猛が三代目市川猿之助
(二代目猿翁)の為に書き下ろし、神話のヤマトタケルの波瀾の半生を雄大なドラマに仕立てた本作は、昭和六十一年に初演され、”スーパー歌舞伎”という新ジャンルを築き上げた歴史的作品。
大和の国の皇子 小碓命(おうすのみこと)を。双子の兄 大碓命(おおうすのみこと)の謀反を諫めようとして誤って殺してしまい、父帝の怒りを買い。大和に従わない熊襲の征伐にたった一人で向かわされる。小碓命は父の許しを得たい一心で、見事に熊襲兄弟を討ち果たし、ヤマトタケルと名乗ることとなる。しかし、父帝の怒りは治まらず、新たな戦の命を下されたタケルには次々と試練が訪れる。
それでも、父とまだみぬ息子ワカタケルに会うためにタケルは故郷の大和を目指すのだが後少しのところで息絶えてしまう・・・亡骸は大和へ運ばれ盛大な葬儀もとりおこなわれ、息子のワカタケルも次期皇子となる運びとなる。その後ヤマトタケルの魂は白鳥となり、大和の大空を舞い上がる・・・
今回シネマ歌舞伎として上映されたのは平成24年6月に新橋演舞場で上演された、猿之助の二代目市川猿翁、亀治郎の四代目市川猿之助、香川照之の九代目市川中車、襲名、中車の子息五代目市川團子の初舞台です。
手に汗握る冒険、親子の確執、姫君達とのロマンスが、早替わりや立ち廻り、宙乗りなど、舞台上所狭しと繰り広げられるスペクタルともにドラマティックに描かれています。(松竹シネマ歌舞伎 より抜粋)
松竹座で先代、猿之助の公演を見ましたが、当時の歌舞伎としては本当に異端でびっくりしましたが、30年後に又新たな形で上演された舞台をシネマ歌舞伎という又新しい形で見られたことが面白かったです。
舞台も迫力ですが、シネマ歌舞伎では演者のアップ場面もあり、表情もよくわかりより楽しめました。
次は亡き勘三郎さんの『野田版・鼠小僧』(10月19日〜25日)楽しみにしています(^_^)v